家族信託という制度の名前は聞いたことがあるけれど、具体的にはどのような制度なのかよく分からないということもあるでしょう。これは家族を信じて託すという意味になります。そして、実際に財産を託された家族が管理できるようにするため、作られた制度となっています。家族信託を設定することにより、合法的に円滑な財産管理や継承ができるようになることが大きなメリットです。実は家族以外の人でも利用することはできますが、一般的には家族間で利用するケースが多いです。家族信託では委託者が保有する財産を受託者に託し、受託者が受益者のためにそれらの管理や処分を行うことになります。委託者というのは財産を保有する人であり、家族に管理をお願いする人です。受託者は委託者に財産の管理や処分をお願いされる人であり、受益者はそれを受け取る人のことを言います。