会社の設立時には、なかなか考えが及ばないとも思われますが、事業の設立、運営とともに必ず備えておかなくてはならないとされるのは、会社の解散に備えた「終活」の備えなどとも言われているようです。会社を立ち上げるぞ!と活き込んでいるいるなかで、万が一会社のの解散を予測することは難しいかもしれませんが、何かしらの問題が発生してから弁護士、税理士、司法書士などの専門家たちに助けを求めたとしても、問題解決に辿りつくことは時すでに遅しというケースも多々あるようですので、日頃から士業エキスパートとされる専門家たちからのアドバイスなどを参考に、会社のしくみをよく理解し会社運営に関するアドバイザーたちとのコミュニケーションを円滑にしておきたいものです。会社の設立準備をすると同時に、会社のやめ方として解散、清算についても学んでおくことも良いでしょう。用意周到に準備を重ねることで、ピンチがチャンスになることも期待できるのではないでしょうか。解散、清算の手続きは、もしかすると会社設立時の申請よりもはるかに大変な作業となるかもしれません。備えあれば憂いなしとなるような経営を心掛けたいものです。常に「終活」を見据えた会社経営も悪くないものかもしれません。